子孫に継承される儀式

5.05 宣教「子孫に継承される儀式」(出エジプト12:21-28)概要から

応答賛美 新生414「マナラタ」

起源70年ローマ軍に敗れ、起源135年に完全に国土を失い世界に散らされたイスラエルが、何と1800年後の1948年、(国際社会の非難を押し切って)パレスチナに国家再建を果たした力の源はどこにあるのでしょうか。ユダヤ人(ユダヤ教を信じる人々)は「教育によって与えられる知識こそが、最大の財産である」との精神を掲げ、各家庭が子供と共に聖書を読み、礼拝を守ることを最優先事項としました。その根拠はモーセによって導かれた出エジプトであり、エジプトを打たれた神の奇跡(イスラエルの家々を死の使いが過ぎ越した!)にあります。これが各家庭で継承する教育システム「過越の食事」という儀式(出エジプト12:21-28)になりました。この「過越」は新約における十字架の出来事を予表するものであり、キリスト教会の「主の晩餐」式に繋がっています。教育において最も大切なこと、それは神の救済の歴史を語り継ぐことです。「あなたたちの子供が、『この儀式にはどういう意味があるのですか』と尋ねるときは、こう答えなさい。『これが主の過越の犠牲である。主が・・・我々の家を救われたのである』と。」(同26-27節) 牧師 金子 敬

5/12 礼拝宣教「開かれた家庭」 聖書:マタイ12:46-50 金子敬牧師