十字架の言葉

11/4宣教「十字架の言葉」(Ⅰコリント1:18-25)概要から~

応答賛美 新生453「主よ われは今ぞ行く」

「十字架の言葉」、これはキリスト教理解の上で最上級に重要な御言葉です。「十字架の言葉(ロゴス)」とは「十字架が意味する内容・内実」のことです。これが「神の力」であると言うのです。パウロは、「十字架につけられた(文法的には過去形ではなく完了形でその状況が今も続いていることを表わす)キリストは、ユダヤ人であろうがギリシア人であろうが、召された者には、神の力、神の知恵である」(同1:23-24)と断定し、「あなたがたの間で、イエス・キリスト、それも十字架につけられた(文法上は同じく完了形)キリスト以外、何も知るまいと心に決めていた」(同2:2)とまで断言します。パウロはここにキリストの真相を見抜いています。即ち、ここに私たちの罪があらわにされ、それゆえに痛み続けるキリストの姿があり、神のみにしか為し得ない贖罪の御業が恵みとして今も迫ってくるのです。実に「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。」(同1:18)ここに、私たちの信仰の根拠があるのです。 金子敬

11/11 宣教「最も小さい者の一人に」 聖書 マタイ25:31-46   金子敬牧師