神の歴史支配と人間の責任

~7/15宣教「神の歴史支配と人間の責任」(ローマ11:11-12、33-36)概要から~

応答讃美歌  新生385「すべての人に宣べ伝えよ」

神の歴史支配と人間の関わりは、縦糸と横糸のように織りなされています。預言者イザヤに示された神の意思は、「行け、この民に言うがよい。・・・この民の心をかたくなにし、耳を鈍く、目を暗くせよ。目で見ることなく、耳で聞くことなく、その心で理解することなく、悔い改めていやされることのないために」(イザヤ6:9-10)でした。しかし、この言葉はイザヤにとって到底受容できる内容では無かったでありましょう。しかし、その真意が700年後イエスの出現によって明らかになります。四つの福音書はこの言葉を引用し、イスラエルがイエスを排除する様子を語ります(マルコ4:12他)。また、使徒言行録(28:26-28)でもこの言葉を引用した後、「この神の救いは異邦人に向けられました」と、救いの報せが、頑なにされたイスラエルの故に、異邦人に伝えられたことを証します。更にパウロは、ローマ11章で神による救済計画を語り、救われる異邦人への妬みを通してイスラエルにも救いが来ることを表し、「ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか」(ローマ11:33)と、神の歴史支配の深遠さを賛美するのです。   牧師 金子 敬

7/22 宣教「一杯の水の報い」 聖書:マタイ10:37-42 金子牧師