神の統治を証言する指名者の人生

10/19:三位一体後第十八主日宣教「神の統治を証言する指名者の人生」 

ゼカリヤ書6:1~15 眞柄光久 牧師

応答賛美260番「み言葉もて霊の火を」

・イドの子べレクヤの子預言者ゼカリヤによって書かれた預言書である。ゼカリヤには「主が覚えておられる」と言う意味がある。

・ペルシャ王ダレイオスの治世第2年、第8の月に主のことばがゼカリヤに臨んだとあるので、この書が書かれたのは紀元前520年である。

・紀元前538年キュロスの勅命によって、ゼルバべルは約5万人の民と共に、エルサレムに帰還し、破壊された神殿の再建をはじめ、わずか24年ばかりで神殿の基礎を据えた。

・しかし、外部からの妨害と内部の無関心によって、ダレイオス王の第2年まで工事が中断された。これに対し、ゼカリヤは、ハガイとともに、神殿の再建と霊的な回復を促すメッセージを宣言した。

・ゼカリヤは、霊的に怠惰になり、無気力になっていた民に、神に帰るように強く促した(1:1~6)。

・彼は8つの幻を見る(1:7~6:8)。1つ目はミルトスの木の間に立っていた人、2つ目は4つの角と4人の職人、3つ目は測り綱を持っていた人、4つ目は大祭司ヨシュアのためのきよい服に関する幻である。5つ目は金の燭台と2本のオリーブの木、6つ目は空を飛ぶ巻物、7つ目はエファ升の中の女、8つ目は4台の戦車に関する幻である。

・これらは、かつて神が結んだ契約を今も履行していることを表し、ダビデの家とその統治の回復に対する象徴的な予告でもある。

・ところが、捕囚地から帰還した民は、神のみこころにふさわしい生き方をせず、偽善的な宗教行為を行ったため、主はゼカリヤを通して彼らを叱責し、悔い改めてみことばに聞き従うように命じられた(7:1~14)。

眞柄  光久  牧師

10/26:三位一体後第十九主日宣教「見捨てられた牧者、崩壊する共同体」 

ゼカリヤ書11:1~17 眞柄光久 牧師