過越の祭りと七週の祭り

5/25:復活後第五主日宣教「過越の祭りと七週の祭り」 

民数記28:16~31 眞柄光久 牧師

応答賛美652番「ナルドの壺」

・イスラエルの祭りは、陰暦の第一の月(太陽暦3月中旬~4月中旬)と第七の月(太陽暦9月中旬~10中旬)に集中しています。第一の月と第七の月はそれぞれ、春の穀物の収穫期と秋の果実の収穫期です。

・過越の祭りは第一の月の14日と決められていますが、当時のイスラエルは、今と違って、陰暦を使っていましたから、太陽暦の日付では、過越の祭りの日付は毎年変わることになります。イースターの日付が毎年変わるのと同じです。

・第一月の月の14日は「過越しの祭り」で、その翌日の15日から七日間は「種なしパンの祭り(除酵祭)」になります。

・酵母の入っていないパンは固く、おいしいものではありません。それは、酵母を入れて、パンをふくらませる暇もなく、エジプトを脱出しなければならなかったことを、代々にわたり伝えていかなければならないので、酵母の入っていないパンを食べるのです。

・種なしパンの祭りのささげ物は、「全焼のささげ物」に、油を混ぜた最上の小麦粉による「穀物のささげ物」と、ぶどう酒の「注ぎのささげ物」を添えます。また、「罪のきよめのささげ物」として雄山羊をささげます。

・他に毎日ささげることになっているささげ物は、お祭りだからと言って、欠かすわけにはいかず、通常通りささげます。

・お祭りの時のささげ物、また、毎日のささげ物は大変な量と労力です。しかし、イエス・キリストは自らを贖いのささげ物として、十字架につけられました。そのことによって、多くのささげ物は必要とされなくなり、また、私たちの罪は贖わられ、永遠のいのちをいただくことができるようになったのです。

眞柄 光久 牧師

6/1:昇天後主日宣教「他の民を落胆させてはならない」

民数記32:1~151 眞柄光久 牧師