12/8:待降節第二主日宣教「天の戦いと荒野の守り」
ヨハネの黙示録12:1~6 眞柄光久 牧師
応答讃美歌:157番「来たれ友よ 喜びもて」
・1節でヨハネは一人の女を見ます。この女は太陽をまとい、月を足の下にし、頭には12の星の冠をかぶっています。
・この女が産む子は救い主イエスを指すと見られることから(5節)、マリアではないかと考えることもできます。
・しかし、その子が神の玉座へ引き上げられた後、女は荒野に逃れ、1、260日の間、神によって養われるという5~6節は、マリアの状況とは全く合いません。
・では、この女は何を指すのでしょう。太陽、月、12の星は、創世記37章1~9節のヨセフの夢のことであるなら、それぞれ、ヤコブ、レア、ヨセフの11人の兄弟たちを意味することになります。
・これらのことから、この女は、イスラエルの12部族と霊的なイスラエルである新約の聖徒たちを合わせた神の民全体を指すと考えられます。
・2節で女は。身ごもり、産みの苦しみを通ります。これは、救い主が誕生する前に、神の民が迫害されることを意味します。
・3節では、ヨハネが7つの頭と10本の角を持つ赤い大きな竜を見ます。竜はユダヤでは蛇神を象徴します。7つの頭を持っているということは、ユダヤでは7は完全数ですから、竜が持つ悪の完全さを表しているのでしょう。
・こうして完全になった悪と、子(イエス・キリスト)を産む女との壮絶な戦いが始まったのです。
眞柄 光久 牧師
12/15:待降節第三主日宣教「その日は盗人のように臨む」
ヨハネの黙示録16:1~21 眞柄光久 牧師