9/8:三位一体後第十五主日「抗議を解決する知恵」
ネヘミヤ記5:1~13 眞柄光久牧師
応答讃美歌:260番「み言葉もて霊の火を」
・城壁の再建工事が進められている間、別の問題が起こりました。民とその妻たちが「同胞のユダヤ人」たちに対して、強く抗議したのです。食べ物が足りなくなったのです。
・この年は凶作でした。そのうえ、工事のために、本来すべき農作業に手が回らなかったこともあります。
・そのような状況で足りない食料を買うためには、土地を抵当に入れる他ありませんでした。
・律法は、利息を取って金を貸すことを禁じていました。しかし、富裕な人たちは貧しい同胞に金を貸して、多くの金を稼ごうとしていたようです。
・ペルシア帝国は凶作であっても、税金の取り立てを容赦しません。貧しい人たちは、その税金を払うために、また、借金の返済のために、自分の子どもを売ることまでしたのです。
・それを知ったネヘミヤは怒りました。総督としての賃金はもともと一切受け取っておらず、また自分や、親戚、配下の若い者が金や、食料を貸した分の負債を「帳消し」にさせたのです。
・そして、ネヘミヤは、有力者や代表者たちにも貧しい人たちの借金や負債を「帳消しに」することを要求したのです。彼らは、ネヘミヤの要求をのみます。
・そして、ネヘミヤは自分の衣の袖を振ります。袖の中に入っているものはすべて外に振り落とされます。神の御前に誓ったことを守らない人は、神がこのように無一文されると告げるのです。
・このような方法で、ネヘミヤは貧しい者たち、ひいてはユダヤ全体の経済的危機を解決しました。
眞柄 光久 牧師
9/15:三位一体後第十六主日「みことばに従う共同体」
ネヘミヤ記8:13~18 眞柄光久牧師