9/1:三位一体後第十四主日「同胞の痛みを抱えて祈る人」
ネヘミヤ記1:1~11 眞柄光久牧師
応答讃美歌:554番「イエスに導かれ」
・「ネヘミヤ」とは、“主が慰めてくださる”という意味があります。彼はアケメネス朝ペルシアの王都スサにいました。当時のペルシアの王はアルタクセルクス一世(BC465~424在位)で、本節は彼の治世20年(BC445年)、キスレウの月(太陽暦の11~12月)を背景としています。
・BC445の晩秋、ネヘミヤは、自分の兄弟の一人であるハナニ(主は恵み深いの意味)一行の訪問を受けました。
・ネヘミヤは、エルサレムに残っているユダヤ人たちのこととエルサレムの状況について聞きました。
・エルサレムはバビロン王ネブカドネザルの占領以来、90年余り過ぎていましたが、城壁はいまだに再建されず、13年前にエズラがエルサレムの再建を試みましたが、中断したままでした。ネヘミヤは、エルサレムについて聞くと、座り込んで泣き、断食して神の前に祈りました。
・ネヘミヤは「私も、私の父の家も」罪を犯したと告白しました。また、ネヘミヤは、自分を含めたイスラエルの子らが、「悪事」をしたと告白しました。エルサレムの痛ましい状況が、神との関係が崩れたことの結果だと認識していたのでした。
・たとえイスラエルが神に罪を犯して、諸国の民の間に散らされても、主に立ち返り、主の命令を守り行うなら、主が彼らを戻って来させるという約束に基づいて訴えたのでした。
・ネヘミヤは、神が偉大な力を持って贖われたのがユダヤ人であることを、思い起こしてくださるようと求めたのでした。
眞柄光久 牧師
9/8:三位一体後第十五主日「抗議を解決する知恵」
ネヘミヤ記5:1~13 眞柄光久牧師