主の言葉がともにある人

6/23:三位一体後第四主日「主の言葉がともにある人」

列王記下3:1~12      眞柄光久牧師

応答讃美歌:453番「主よ われは今ぞ行く」

・ユダの王ヨシャファトの治世18年に、イスラエル史上最悪の王と言われたアハブが死に、その子ヨラムがイスラエルの王になったと述べられているのですが、1章の17節では、アハブの子アハズヤが死んでヨラムが王となったのは、ユダの王ヨシャファトの子ヨラムの治世第2年のことであると書かれており、時代的な矛盾があります。

・モアブがイスラエルに毎年送っていた貢物をささげなくなくなったため、イスラエル王はユダの王ヨラムではなく、ヨシャファテに、エドムと共にモアブ成敗の共同戦線を張ろうと頼み込むのです。

・イスラエルとユダは互いに反目しあっていたのに、イスラエル王のヨラムのモアブに対する共同戦線を張ろうとの要請をヨシャファトが受け入れたのは、ヨシャファトは、統一イスラエルを夢見ていた可能性があります。主なる神を捨て、バアルを崇敬していたヨラムと違い、ヨシャファトは主なる神に忠実でした。

・そして、イエスの言われた「敵を愛せよ」を、実践しようとする人物であったのかもしれません。

・聖書はすべてイエス・キリストに関連しています。旧約であっても、そこにイエスのみことばが直接なくても、行間を読むことによって、そこにイエス・キリストが現れて出てくるのです。

眞柄光久牧師

6/30:三位一体後第五主日「先の者が後になり、後の者が先になる」

列王記下5:15~27      眞柄光久牧師