6/9:三位一体後第二主日「大牧者であるイエスに従う共同体」
ペトロの手紙一5:1~7 眞柄光久牧師
応答讃美歌:19番「くすしき主の愛」
・ペトロはエルサレム教会の長老の一人として、また、キリストと生活を共にし、キリストがどのような方であったかを一番よくしっている弟子としての証人として、また、キリストの再臨の時に栄光にあずかる者として、アジアにある教会の長老たちにいくつかの勧めを述べる。
・その一つに「あなたがたにゆだねられている、神の羊の群れを牧」することを勧めている。
・それも、強制されてではなく、神に従って、自ら世話をしなさいと勧める。
・ペトロの時代の長老は強制的にさせられることに変質していたのであろうか。
・パウロは「テモテへの手紙一」の中で、長老ではないが、監督である人の資質を詳しく説明している。
・ペトロはイエスを直接知っていたので、監督以上の人と言ってもよい。主の霊によって、人格的にも優れた人に変えられていたと思われる。長老とは、決して、強制的にする者ではなく、むしろイエスに倣って、謙遜に、喜びをもってするものではなかろうか。
・この手紙をペトロが書いたのはローマおいてであり、皇帝ネロの迫害が激しかった頃の紀元64~66年であると推定されている。間近に迫る処刑を待っていたころでもある(Ⅱ1:12~15)。そのような状態にあっても、ペトロはアジアの教会の長老の人々を思いやっていたのである。
眞柄光久牧師
6/16:三位一体後第三主日「終わりの日に備える人生」
ペトロの手紙二3:10~18 眞柄光久牧師