2/9 宣教「パン種に注意しなさい」(マタイ16:5-12)概要から
応答賛美 新生 538「神はわがやぐら」
イエス様の時代、ユダヤの宗教界は会堂を拠点として民衆に律法を教えるファリサイ派と神殿を拠点として儀式行為を重んじるサドカイ派に二分され、それは政治的にも反権力主義vs親権力主義と、立場を異にしていました。イエス様はこの両者の主張を厳しく批判し、「パン種」に譬えてどちらも大きな膨張力を持つゆえに注意するように教えられました。権力者はいつの時代も宗教と政治を手に入れて民衆を支配しようとします。今の時代においても日本の政治を司る政府は、実は神道政治連盟と称する政治団体によって牛耳られています。憲法では政教分離が謳われていても、実態は「天皇教」を柱とするもので第二次大戦前と変わらないのです。主イエスは「ファリサイ派とサドカイ派の人々のパン種に注意しなさい。」(マタイ16:11)と警告しておられます。信仰一筋、政治に無関心を装うファリサイ派、また、政治に寄り添って自己の肥大を図ろうとするサドカイ派、どちらも危険な存在です。主イエスのまなざしは常に「最も小さい者」(マタイ25:40,45)に向けられています。2月11日の「信教の自由を守る日」を前に私たちの立ち位置が問われているのです。 牧師 金子 敬
2/16 主日礼拝 宣教「フィリポ・カイサリアで」(マタイ16:13-20) 金子 敬 牧師