最も大いなるもの

5.19 宣教「最も大いなるもの」(Ⅰコリント12:31b-13:13)概要から

応答賛美 新生538「神はわがやぐら」

今年度の私たちの教会の主題は「福音に生きる」で、主題聖句はⅠコリント13:13です。今日の宣教で取り上げる聖書個所は、「最高の道」(同12:31)と「最も大いなるもの」(同13:13)に囲まれた聖言で、結婚式や葬式でもよく読まれ、所謂「愛の賛歌」と謳われるところです。そして、ここを読まれた人はここに記されている「愛」のごとくに歩みたい、と願うのです。しかし、ここに記された「愛」(アガペ)を人の力で成し遂げることは不可能なのです。その証拠に、ここで「愛」を「私」に置き換えて読める人はいないでしょう。即ち、「私は忍耐強く無い。私は情け深く無い。妬み、自慢し、高ぶり」(参照:同13:4)となり、この賛歌の真逆こそが自分に合致するからです。アガペの愛は自分で作り出せるものではなく、神から頂くものです。神がキリストにおいて現わされた出来事、即ち十字架と復活により実現されたイエスの愛こそがこの御言葉に合致するのです。神からの賜物であるがゆえに、いつまでも残り、最も大いなるもの(同13:13)と言えるのです。「福音に生きる」とは神から来る愛(アガペ)を頂いて成立することなのです。 牧師 金子 敬

5/26 礼拝宣教「神の家族」 聖書:エフェソ2:11-22 金子敬牧師