塵にすぎない者

3/3 宣教「塵にすぎない者」(創世記3:8-19)概要から~

応答賛美 新生485「主よ われをばとらえたまえ」

今年のイースターは4月21日ですが、その前日までの40日間を四旬節(レント)或いは受難節と言い、十字架に向かう主のお苦しみを覚えて過ごします。主の日(復活日/日曜日)は喜びの日でありレントに数えないため、実際には46日前の灰の水曜日(今年は3月6日)から始まります。「灰」は私たちに罪を自覚させ悔い改めへと招く言葉で、創世記3:19「お前は顔に汗を流してパンを得る、土に返るときまで。お前がそこから取られた土に。塵にすぎないお前は塵に返る。」に由来すると考えられます。主のお苦しみは堕罪の結果「塵にすぎない」者とされた人間を救い出すためのものであり、それ故、私たちがこの日々をどのような思いで過ごすかを考えさせていると言えましょう。今日の御言葉は神の命令に背くすべての人間に対する「どこにいるのか」(同3:9)との神からの呼びかけの言葉であり、罪を認めず責任転嫁に終始する人間(私たち)の姿を表わしています。確かに人間は危うい存在です。「土」であり「塵」であると言えましょう。主イエスの十字架はこの様な私たちを引き受け再創造してくださる道に立てられた愛の道しるべなのです。 金子 敬

3/10 礼拝宣教「断食するときには」 聖書:マタイ6:16-18  金子牧師